こんにちわ。4階職員の津川です。
沈丁花の香りがどこからともなく漂う今日この頃。
先月入居されてきた方がお誕生日を迎えられました。
天寿苑では誕生日に好きな物をお出しする企画があります。
遠慮されているのか「何でも良いです」を繰り返される本人様。
ご家族様にも連絡させて頂いて事情を説明したところ
本人様の誕生日には、ご家族様と焼肉を食べに行き家族様と
ビールをコップ一杯飲むのが恒例行事となっていたと
教えて下さいました。
他の職員や看護師や管理栄養士等各部署と相談し、
ビールをお出ししてみようという事になりました。
ビールをお出しするのにあたり、その日の担当の職員や夜勤の職員に
見守をお願いしました。
施設に入居されて環境が大きく変わり不安に思われている入居者様。
少しでも家で過ごしていた時間に寄り添えるように恒例行事を引き継いで
楽しい時間を重ねて行けたらと思います。
ご家族様は、いちごのケーキを差し入れて下さいました。
ご家族様からですよ、と説明してお出しすると
「娘が?!食べられへんわ! 胸がいっぱいやわ!」と
涙を浮かべておられました。
「うちの娘は本当に優しくてね~♪」と、娘様のお話もすでに恒例行事となりつつあります。